夜ー闇に隠された瞳の奥ー






「うーみはー楽しいな楽しいなー!」



帰り、車に戻る前に龍太のヘッタクソな歌がまた始まった。




「…音痴が」



「みずな、今ボソッと言ったの聞こえたよ。音痴じゃねぇよ!俺は歌唱力には自信しかねぇんだよ!」




きっと今の言葉で、みんなは『うそだろ』という顔をした事だろう。





「…車行くぞ」


夏のその一言で、この『龍太の歌唱力事件』迷宮入り?した。