「んで、クラスな。クラスはB組。このクラスはなんかよくわからんが一番いいクラスらしいからみずな入れといた。」
えー、なにその曖昧さ。
てか成さんココの理事長なのに大丈夫かな。
「んで担任がそろそろくるかと……『ガチャ』あ、来た」
担任?
私はくるりと振り返る。
「あれ、」
「誰こいつ。」
見たことある顔…と思ったと同時に入ってきた人物は私を見るや否や、それはそれは嫌そうな顔をした。
「おい、尚夏ーNaokaー。転校生、頼んだぞ。」
成さんはなぜか私という事を言わず、言った。
やっぱり尚夏か。
あ、尚夏は小宮ーKomiyaー尚夏って言って誠のお世話係みたいな人。
まぁ、流と同じ立場。


