「わ…忘れ物しただけだし。」 私はギャラリーに続くはしごに手をかけた。 早く携帯取って帰ろ。 「お、パンツ見えそう。」 「ちょっ!!」 いつの間にかはしごの近くに来ていた葵に動揺する。 慌てて片手でワンピースの裾を押さえた時、 私はバランスを崩して足を踏み外した。 「きゃあっ」 ドサッッ あれ、落ちたのに… 痛くない……。 私はそっと目を開けた。