「え!?真田が?」
「うん!実は今日は葵くん狙いだったりして…」
「えー。あいつチャラいから、私はあんまりだな…。
あ、小学校一緒だったんだけどさ。」
「チャラいところがいいんじゃーん!
小学校一緒っていうのも葵くんから聞いたよ。」
「あ、そうなんだ。」
てっきり話したことないのかと思ってた。
「この練習試合の応援も、深雪ちゃんと恵麻ちゃん連れてきてって頼まれてさ!」
「頼まれた…の?」
深雪もちょっぴり驚いている様子。
「そう。本当は葵くんファンの子多いから応援とか1人許したら切りなくてダメなんだけど、二人と一緒ならいいって。」
「へぇー……」
誰があんたの応援なんかするか!!
「恵麻、凛々子ちゃん!試合始まるみたいだよ!」
深雪が気を利かせてそう言った。



