「っっ!何するの!?」 葵が私の腕を掴んでいるせいで前に進めないのだ。 「離して!」 「それホント?」 「え……」 「付き合ってたってマジかよ。」 なんか… 急に目付きが変わった……。 「ホントだよ。あんたには関係ない。」 「いつ。」 「は?なんでそんなこと…「いつ。」 ふと合った目があまりにもまっすぐで、私はなぜか答えなきゃいけないと思ってしまった。 「中3の春頃……」 葵はそれを聞くと、考えるように私から目をそらした。