しばらく歩いていると、人気のない自習室の方に着いた。 葵は適当な教室に入っていく。 「真田!いい加減に…!」 そろそろ250円くらいいいか、と思えてきた。 ここで逃がしたらもう諦めよう…。 そう思いながら葵の入った教室を覗いた。 「うわっ!」 思っていたより近くに葵が立っていたから驚いてしまった。 久しぶりにこんなに近づいたかも…… その時、葵が妖しく笑うのを私は見逃さなかった。