「恵麻っ、恵麻!私たちまた同じクラス!」 「嘘!絶対別れると思ったぁ!」 「やったね♪」 早速教室に向かい、自分の席に座る。 みんな周りの席の人と照れ臭そうに会話を交わしている。 「カッコいい人いないかな~」 「深雪ってば、いっつもそればっか。」 「だって高校生だよ!? 恋しなきゃ損だよ、損!!」 深雪はニヤニヤしながらクラスにいる男子の顔を見回し出した。