大嫌い

何百何千と唱えたコトバ。



唱えた数だけ私は君に落ちていった。









大嫌いな幼なじみと再会した場合



私の運命の歯車が回り始める。





今日もまたコトリコトリと

軽やかに、小さな音を立てて



私を動かしている。





fin.