「よし、なんか歌うか。」


「ラブソング歌ってよー!」


「誰が歌うか。」


「アッハハ…」








同窓会があったあの日、

きっと私たちの運命は動き出してたんだね。


あの日の延長みたいに、

また葵とカラオケに来てる。




もう決まってたんだ。

あの日、葵に唇を奪われた瞬間から

よく言えば運命…

でも、呪いのように


君としか結ばれない定めだったんだろう。