「あ、私王様♪」 王様を引き当てたのは女子だった。 「じゃあ~、2番の人好きな異性のタイプ!」 「はーい!俺俺!!」 良かった…。葵じゃない。 まぁ、タイプなら聞いてみたかったけど。 当たった男子をからかうと、すぐにまた割り箸を引く。 「7」か…。 王様は男子だった。 「じゃあ……3番と7番!手を繋いでもらいましょうか!!」 「えっっ!!」 7番!? そんな…… どうか女の子が3番でありますように……! そう祈っていると、「あ、俺だ」という声が耳に届いた。