「旅行ってことは…まさか」 「そう!お泊まり☆」 「えっ、ちょ、いきなりすぎない?」 夏に海に行った時とは状況が全然違う。 だって私は葵とお付き合いしているわけで…。 「まぁまぁ。 君たち出会ってから何年経つのよ。 旅行くらいで怖じ気づかないの!」 「み、深雪~…」 確かに楽しそうだけども…。 「真田に話してみてよ。 私もまーくんと話しとくからさ!」 深雪は半ば強引に話を切って、自分の席に戻っていってしまった。 しょうがない。 こうなったら葵にも話してみよう。