薄暗い部屋のなか、葵はまたソファーに座っていた。 「あ、葵…。来てくれてありがと。」 「別に。 それより良かったのかよ、さっきの男は。」 「えっ!うん……」 聞かれてたのか…。 ていうか、そんなこと聞かれると思わなかった。 これってどういう意味? 私が葵のこと好きだってバレてない? それとも私のことウザくて、安藤くんと付き合っちゃえばいいって思ってる? なんか… 急に自信なくなった。 っ……でも!一回決心したんだ! 絶対チョコ渡す!!