「恵麻!王様ゲームって命令されたら何でも言うこと聞くってヤツだよ!?分かってるの?」 「分かってるよ……。 ごめんっ、私も参加していい!?」 私がそう声を張ると、みんなが「いいよー」と言ってくれた。 「恵麻……。」 「ごめん。大丈夫だよ!本気で嫌がることしないでしょ!元クラスメイトだし!」 「そうだよね。 ごめん。私この後用事があるからこれ以上いられないんだけど……」 「明日報告するねっ」 私が明るくそう言うと、深雪はヒラヒラと手を振ってカラオケルームを後にした。