大嫌いな幼なじみと再会した場合。





「寝てるし。」


そーっとすやすや眠る葵のそばに近づく。



寝顔…可愛い。

初めて見たかも。



女の子にモテるだけあって、やっぱり顔整ってるな。



うぅ…触りたい。


って!変態か!私は。




うぅ…でも寝てるし…


いいよね!



本能に負け、そっと葵のさらさらの前髪に触れる。



うわー、なんか髪の毛つやつや!



わたしなんてリンスしても絡まっちゃうのに。


ズルい~!




「おい、何してんの。」




















「ぅぎゃああぁぁぁぁああ!!!」



「っうるせー!耳元で騒ぐな!」



「お、おおお起きて!?いつ!いつから!!」



「あなたの入室時からでーす。」



「っっ///!!」




私、今間違いなく耳まで真っ赤だ。