「早くなーい?」 「今入ってるの終わってからにしよーぜ!」 「あ…確かに。そうだな。ごめーん!みんな!」 あっさりゲームは先送りにされ、幹事の男子は椅子に座った。 その時、ふとその幹事の男子の隣に座る葵と目が合った。 や、やば… 私は思わず目をそらした。 「篠岡。連絡先。」 「あ…うん!」 どうしよう。不自然だったよね。 せっかく話しかけるチャンスだったのに… 私のバカバカ!! 悔しがりながら山口と連絡先を交換すると、また女の子グループに戻って話を弾ませた。