大嫌いな幼なじみと再会した場合。





「ありがとう……」


「太るぞ。」


「っっ」



一言余計……


一口多くもらったし、仕方ないから我慢してあげた。






すっかりクレープを食べ終わり、この後の予定を考える。


「カフェとか入る?なんかしょっぱいもの食べたくなってきた。」


「さんせー。」


「私もいいよ。」



結構もうお腹いっぱいだけど。

喉乾いたし……



あんなに嫌がっていたのに、結局楽しんでる自分がバカみたいだ。



「よし、じゃああそこのカフェいくよ。」


「あ、深雪、待っ…キャッ!」



人にぶつかられ、転びかけた私を誰かがしっかりと支えてくれた。