「いま、俺もそう思ってたところじゃ」

「え?いいのか?」

ソウタの表情が一気に晴れる。

「このキャラバンはさっきのアイテムの謎を求めて旅をしているんだ」

「そして探してる3人は料理人!商人!そして最後はハンター!!」

「じゃあ俺はハンターか?」

ソウタが疑問をぶつける。

「ああ、お前は今日からうちのハンターだ」

ソウタは無邪気に笑いながら、

「じゃあじゃあ!俺はちゃんとしたハンターか?」

団長はその問いに優しく

「お前はもう立派な一人のハンターだ!!!」

ソウタは叫びながら

「やっっったぁぁぁぁああ!!!」

「よし!入団試験開始!」

団長の言葉は予想外だった。

「え?」

驚くソウタを裏目に

「腹が減ったな・・・こんがり肉持って来い!!」

「え・・・ええええええええ!!」

ソウタは戸惑いを隠せなくなっている。

「それってパシリじゃ・・・」

ソウタの声をかき消すように

「おぬしの右側には我らの受付嬢!左側はわしらの超凄い加工屋がある。存分に行ってこい!」

「あとハンターシリーズ一式と15000zを渡しとこう。」

「じゃ!行け!ソウタよ!!」

唖然とするソウタ。

「・・・まーあの・・・行くか」

こうしてソウタのハンターライフは第一歩を踏み出した。