-バルバレ-

「ソウター!ちょと!」

二人が追いかける。

「なんだよ?」

「なんかさ、何ていうか知り合いのハンターとかいる?」

「うん、いるよ」

ソウタはあっさりと即答する。

「で、だれ?」

ユウは更に問い詰める。

「ベリル・・・」

ソウタがぼそっと言った言葉がユウの記憶に引っかかった。

「え〜と・・・う〜ん・・」

必死に記憶を探る。

      -それは二日前-

「うん!流石は王立古生物書士隊だな」

ユウは本を閉じる。

「古龍か・・・一度でいいから見てみたいなぁ」

こうして考えると古龍と戦ったソウタが少し羨ましかったりもする。

当の本人は 死ぬかと思った!! とか言ってるけど・・・まぁ、そうか。

「さて、そろそろソウタとドスジャギィの狩りの時間・・・」

「・・・」

「こりゅ・・・討ばt・・・」

「すげ・・・」

ん?なにか聞こえる。耳を澄まそう。

「そのベリルっていうハンター達があの黒龍を撃退したらしいぜ!」

「さすがだな!討伐はできてないもののあの黒龍相手に撃退とは・・・」

「そろそろG級も近いかな」

「いやいやG級と言ったら・・・」

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ベリル・・・その後気になって調べたら上位古龍討伐部隊、通称 KTBのリーダーらしい。

「これは凄いことになったぞ!」

ユウは呟いた。