甘いオフィス



「何で、私が?」

「ん?いや、どうか知らねぇけどさ」


けど、なによ…。


「俺は宮地の事、好きだし」

「は?!」

「なんか、好きか聞いたらお前、真っ赤になって俯くし」


顔を勢いよく隠す。


だけど、強制的に抱き寄せられ、上を向かされる。

そして


チュッ…


態とらしいリップ音が、室内に響いた。