「で…何か用ですか?私は忙しいのですが」 「ん〜。いや、もうそろそろ宮地が折れてくんないかな〜って思ってさ」 「はい…って?!」 パソコンから視線を上げると三谷係長に顎をクイッと持ちあげられる。 また意味の分からないことを…。 「からかってるんですか?」 「いや、結構本気で"キス"したい」 ニヤリと妖艶に笑う。 「っ…。」 ドキリとして仕舞った自分が居るのに、眉の間にシワが寄る。