「絶対に勝ってやる! なぁ、アイン。毎日稽古をつけてくれよ。 朝の早い時間でいいからさ」 「まぁ早起きは苦手じゃないし、いいよ」 「よっしゃ! じゃあよろしくな」 「はいはい。じゃあそろそろいい時間だし、出発しようか。 確かこの先に川があったからそこまで行って汗を流そう」 「そうだな。 このままだと気持ち悪いし」 「じゃ、行こうか」 荷物を担いで二人は歩を進めた。