宙子は、泣きそうだった。 何故か、泣きそうだった。 陽翔との思い出を思いながら何も出来ずに眠る自分を思い出したからかもしれない。 気づくと、2番が終わり、陽翔はもう一度サビを繰り返していた。 歌詞の最後は 「明日は頑張れるさ」 だった。 優しいストロークで曲は終わった。 歓声をあげる人はおらず、パチパチと優しい拍手がおくられた。 陽翔はささやくように 「ありがとう。」 と言った。