私は不幸を呼び寄せる“悪女”だと
小学校5年生の時に気づいた…。



ある晴れた日、
友達の双子のゆきちゃんとゆりちゃんと
近くのスーパーで大量にお菓子を買って
お菓子パーティーをすることになりました。

買い出しにいっている途中、
双子の一人のゆりちゃんの自転車が
壊れてしまったので、
私の自転車の後ろに乗ることになりました。

信号で止まっている間、
ゆりちゃんは自転車の車輪に面白半分で
爪先でツンツンしていると
信号が青になり私は確認せずにそのまま
進んでしまいました…。

ガゴンッ

『キャー!!』

自転車の大きな揺れと、
後ろに乗ってるゆりちゃんの叫び声が私の思考を停止させました。




後ろを振り向き私はショックのあまり
声が出てきませんでした。







自転車にゆりちゃんが足を挟ませて
足からは白い骨と桃色の肉が見えて、
大量の赤い血が止めどなく流れている
光景でした。


『ゆりー!!』

ゆきちゃんの叫び声で意識を戻し
すぐ親に連絡をいれて
病院に向かいました。

診察の結果、足の神経が数本切れてしまい
傷害になってしまいました。

私はゆりちゃんの両親に謝り
取り返しのつかない傷をゆりちゃんに
与えてしまい、後悔で一杯になりました。

もし私が無理でも後ろに乗せなかったら…

もしゆりちゃんに歩きでスーパーに行ってもらえてたなら…



こんな悲惨な状態にはならなかったのに。

ごめんなさい…。