「早苗さん・・、」

早苗さんの濡れた肌にそっと俺の手を添える・・。
ビクッと目をつぶって怯える早苗さんが可愛くてたまらない。

「ぁ、だめ・・。」

目を固く閉じて、顔を赤らめる彼女に、俺の顔を近付ける。

早苗さん、あなたが悪いんですよ・・
あなたが、無自覚に俺を煽るから・・。

濡れた体が火照る様に熱くなるのがハッキリと感じられた。


「目、閉じないで。・・俺を見て下さい。」

「んッ...ちょっと・・!」


彼女の薄い桜色の唇に、俺の唇を優しく包むように重ねる。。

んっ、と小さく漏らすその声とか、雫を浮かべた綺麗な瞳とか、真っ赤に染まった頬とか・・・、

早苗さんの全てが・・堪らなく欲しくなる・・。


「早苗さん・・、愛してます。」

「わ、私も・・・。」

彼女の赤い頬を伝う涙にキスをして、俺は早苗さんを押し倒した。


俺と早苗さんの夜が・・始まった。