私たちの物語が始まった。

それはまるで夢のようだった。




次の日の朝、君といつものホームで会った。

君は少し、照れたように笑い。

私は、だまってほほえんだ。



それから1週間、学校までの道のりを一緒に登校した。

お互いに今までの自分のこと。

学校でのこと。

好きな音楽。

たくさんのことを話した。



私たちに時間は重要ではなくて、
君と私はいつの間にか、
自然と付き合うようになった。


君に告白された日、
それは本当に笑っちゃうくらい、
何もない日で、
むしろ雨がすごく降っていて、
お互いぐしゃぐしゃになっていた。




「ねえ、結花ちゃん、ぼくたち、ずっと一緒にいたいね。」