校舎から出て、1人とぼとぼと、とうに日が暮れた空を見上げながら帰った。 ゆう「明日満月じゃん」 こんなきれいな夜空を秋町みすずさんと見たかったな。 月以外の夜空は、満点で泣きそうになった その美しい夜空をすこしでも眺めていたくて俺は上を見上げながら帰った。 だからどんなルートで帰ったか記憶がない。 でも、帰ってきてぐずれおちるかのように眠りについたことだけを俺は覚えている