「一人で戻れる?」 「はい、大丈夫です。 本当にありがとうございました」 先輩にペコッとお辞儀をして、自分の教室に向かって歩き出す。 2歳違うだけで、ここまで大人なものなんだ。 先輩はやっぱりかっこいい人だぁ。 また、話したいな。 奥村先輩のことを思い浮かべながら、放課後までの時間を過ごした。 「陽菜、行こー」 「うん!」 放課後になり、花香ちゃんが声をかけてきた。 私はカバンを持って、席を立つ。