イジワルな君に恋しました。






「そのたびに優越感に浸ってた。
陽菜は顔だけじゃなく、性格も見た目通り純粋でかわいかった。
そんな陽菜に気がついたら本気で好きになってた」




嘘だと思ってたけど、大希くんの顔を盗み見ると真剣な表情だった。



嘘……じゃないの?






「でも俺、遊んでたから1人の女に執着してるとか認めたくなくて。
だから陽菜を振った。
そうすれば俺のプライドは保たれると思った」



「……」



「けど、後悔したんだよ。
戻りたいと思った時はもう、陽菜にはあいつがいて、心底腹立った。
俺だけに向けてたはずの笑顔を、他の男に向けるのが嫌だった。
陽菜をあいつから奪いたくなった」





もう、何も言わないで……。



視線を上げると目が合いもう逸らせない。





お願いだからこれ以上何も言わないで。


聞きたくない……。