「じゃあ、白雪姫は早川さん、王子は黒田くんで決定です。
あとの配役、したい人いますかー?」





え!?


ちょっと待って。



今、何て言った?





白雪姫?


出し物ってステージ発表なの!?






テンションが下がりまくっている私は、思考が鈍っているみたいで、今の現状を理解するのに時間がかかる。





出し物を確認するために黒板を見ると、大きめの字でしっかりと“白雪姫”と書かれていた。





配役には私と大希くんの名前。


そして、次々に小人や王妃など、いろんな役が決まっていった。