何度も角度を変えて繰り返されるキス。 先輩が言ったとおり、止まらないみたい。 でも、そろそろ時間も気になってきた。 「もうダメ……がっこ……」 「まだ大丈夫」 そう言うと、先輩は私の首筋に顔を埋める。 サラサラの髪があたりくすぐったい。 気温の暑さと先輩へのドキドキとで、沸騰するんじゃないかってくらい。 そのせいで、学校に向かうときはもう頭がふわふわ浮いた変な感覚だった。