早くどっか行ってくれないかな? そんな願いを込めて、顔を上げ大希くんを見上げる。 えっ何で? 私が顔を上げると、大希くんが私を見下ろしていた。 何で見下ろされてるの? ちょっと怖い……。 「……来い」 「はい!?ってちょっと!!」 いきなり手を掴まれたと思ったら、私を無理やり立たせて走り出す。 本日2度目の借りられてる私。 「大希くん!何なの!? 離して!!」 奥村先輩じゃない人に手を握られている。 こんなのいけない。 「離し……」 「無理」 「っ!」