「何よ? うらやましいからって陽菜をひがまないでくれる?」 「別に。ただ遊ばれてるだけって言っただけじゃん」 「腹立つわね」 「花香ちゃん、いいよ。 私は大丈夫だから」 ケンカになりかねないから、花香ちゃんを止める。 だって、体育祭って祭りじゃん? 祭りは楽しまなきゃ。 嫌味とかは私が我慢すれば済む話だから。 「陽菜がそう言うんなら……」 花香ちゃんはしぶしぶ引き下がってくれたみたい。 そこからも、借り物競争は進んでいく。 「あ、大希じゃ~ん」