きらびやかなシャンデリア 美味しそうな料理 高そうな絵画と優雅な音楽 綺麗な服を着た人達 そんなものに似合わない大きな声がこのパーティー会場に響きわたった。 「いいか!!こいつが俺の選んだ嫁だ!異論は認めねぇ!」 マイク使ってる癖にそんな大声で叫ばなくても……なんて呑気なことを頭で考える。 ただ、それは些細な問題に過ぎなかった。 何故ならこの男は 私の腰を引き寄せながら、そんなことを言いやがったからだ。