「まず、私は帽子屋のハットだ」

「え、あっ、帽子屋さん、ですか…?」



帽子屋さんだから帽子かぶってるのかな?でも、なんで帽子屋さんが私を?


「そしてここは不思議の国のアリス。君のいた世界とは異なった世界だ。少しこちらの事情でキミ…有栖川みどり君にアリス代理を頼みたくてこちらに呼ばせてもらった」


え?な、なに?ど、どういうこと?!てか、なんで私の名前知って…!?


あいた口が塞がらないとはまさにこのことなんだろうなと思うみどり、


ハットの摩訶不思議な話に頭がついていかずパニック状態のみどりに“ストレートすぎたか…”と少し反省するハット。