ドンドンドン 
 
   突然 ドアが叩かれる
 
  「沙耶ちゃん こんなところで何してるの?wwまさか ご飯食べてるの?」
  
  「美里~ こんな奴と話すのやめなよ~ww」

  「沙耶に話かけてあげるとかw優しすぎw」

  「こんなところに 逃げても無駄なのにねw亜美 こいつどうする?」
 
  「ムカつくから とりあえず水かけといて~」

  「りょうか~い」

    バシャーッ!
   その声と同時に 真上から水が降ってきた

  「っ! ゲホッ ゲホッ」
   今の季節は春。だけど 気温は まだ寒い。

  「アハハハハハ!いい気味w」


  「次の授業始まっちゃうよ?はやく行こう~」

  パタパタパタ と聞こえた時には この空間には
   私、一人だけになった
     
    とたんに 涙が目からあふれてきた。

   (なんでこんな目にあわないといけないの?)

  この言葉が 頭の中でグルグルとまわる。 
   (とりあえず 体を拭かないと)

   軽く 体を拭き トイレから出る
  今は授業時間。誰も廊下にいなくてとても静かだった

   ずっと廊下にいても 落ち着かないから
  とりあえず 一番落ち着く 図書室に行くことにした。