父は私の顔を観て微笑み私に…
「新しい神が生まれ降臨する。と言う意味あいでその要因は奏お前に子供が宿ると新しい神が降臨すると言う意味だよ…そしてその子供は継承者である奏と白虎である私との間で生まれて来る子を指してる。」
父が私に言った…
確かに継承者と白虎が契りを躱し交われば新しい神、宿りへ降臨する。
と古文書に書いてあった。
…………………。
現に私は今、白虎である父に抱かれ子供が出来る可能性は百パーセント…
でも私と父は親子なんだよ…
父は古文書を読み続けると…
【古より親族間での交わりにより神、生まれし。その宿りし神の子、この世に生まれし時、平和をもたらすとされる。】
平和?
親族間で昔から躱され交わって神を生んでたと言うの?
この九条家は一体なに?
由緒正しい出だったんじゃ無いの?
歪んでるよ…
絶対に歪んでる…
親子間で交わりその生まれた子が神の子として崇められるなんて…
そう思ってると…
「奏?意味がちょっと違うな…。この古文書の意味は家族間でも継承者と白虎間でのみだから継承者や白虎の儀式をしない限り有り得ない話しなんだよ。」
父は言った。


