【風の神…風神。
雷の神…雷神。
火の神…火神。
水の神…水神。
地の神…地神。】
【格神に二つの玉を持たせる。一つは玻璃(水晶)
そしてもう一つは…格神のその能力にあった発揮出来る石を持たせた。】
と書いてあった。
そして…
この九条家の由来も一緒に…
【元は陰陽師の阿部晴明殿の元、宮中の陰陽寮に属しており占い地相などを司る職についていた。】
と書いてありそして続きに…
【中国から伝わった陰陽五行説(木・火土・金・水の五つの元素)に基づき吉、凶を定め天文、暦、占い等を研究し学問に励び平安朝以来、俗信とし生活基準に重要な役割を来すが七曜などを学び九条家は分家した。】
と書いてあった。
元は平安朝の時代からだと書いてあり私は正直、驚いた。
この九条家は由緒正しい出だったと言う事に…
そしてここの当主に成る事がいかに大変な事なのか…
と言う事を痛感した
父もまた黙ったまま古文書の続きを読み出した。
【後継者、白虎。契りを躱(カワ)し交われば新たな神、宿りし降臨する。】
不明な言葉が書いてあった。
どう言う意味だろうか?
私は父を観た。


