私はまだ意識が朦朧としてる中、父の胸に抱き付き父を見上げた。
愛してしまった父をそして白虎を…
父は私を観て…
「奏?それは白虎と俺をまだ誘惑するつもりなのか?まだ誘ってるの?」
父の言葉とは思えない事をサラッと言った。
私は黙って父を観た
「廊に入るまで我慢出来るね?」
父が言ったので私は首を左右に振ると…
「もうダメだよ。みんなが起きて来る時間に成る。それに私も部屋に帰らないとみんなに怪しまれるからね…」
父はそういい私を離した。
そう…
父は母の元に帰るんだ…
私は哀しく成った。実の父なのに…
本当に自分の恋人の様に…
そして泣きそうに成った。
「奏…。そんな顔をしないで…。泣かないで…。廊に行けば二人きりの時間は沢山あるんだから…。我慢して…」
父は私にキスをし服を着て部屋を出て行った。
私も起き上がり私の股の間に遺された父との愛の結晶を観ながら…
父を恋しく思い…
そして父に側に居て欲しいと思う様に成った。
時計を観て私も服を着替え…
下に降りて行くとまだ誰も起きて来て無かったので久し振りに私が朝ご飯を造る事にした。


