目的に着くと…


依頼をして来たのは宿屋だった…



『先日、ご依頼を承りました九条です』

祖父が頭を下げて挨拶をした。


女将なんであろう人が私達三人に…
【遠い所を良くおいで下さいました。どうぞ奥へ案内しますので】
と私達を何処か?へ案内する女将。


私達はその後を付いて行く途中で何人もの人と通り過ぎた…


そう…


女将には見えて無いモノ達が…

こちらに来る度に…

印を結ぶ…



余りの数の多さに…


私がびっくりしてると祖父が小声で…

『本体は違う場所に居てるはずだから奏や探って…』


私が頭をコクンと頷かせると…


???????


とても奇妙なオーラと感情にぶち当たった…

祖父は見付けたな?
と言ったけど…


これなの?


この変な感情が入り交じった…

得体の知れない…


『ほぼそれで確定じゃな…』

祖父はそう言うと…

「そうですね。」

と父も返事をした。


私は…


…………………。