『古より藤色(紫)は位や身分の高い高貴な方々が着る色なんじゃよ…』
祖父が言った。
位や身分の高い人達が着てた色なの?
私が祖父に言うと…
『そうじゃ…。お前はこの九条家の中で一番位が高く私達より身分も上じゃ…。だから藤色の服を着てるんだよ…。』
祖父が言い話を続けた。
『奏は神々から選ばれし後継者。そしてこの陰陽師の九条家の筆頭に成る者。全てに置いて奏お前が私達の一番上に坐する存在に成りそして私達はお前を守護する存在なんだよ。』
祖父が私に言った。
私が守られる立場の人間に成る?
何で?
普通は上に立つ人間がみんなを守るんじゃ無いの?
祖父に私は疑問をぶつけた。
『奏お前は何があっても九条家の家宝と知識を伝え育て無くてはいけない存在なんだよ。だから何があっても私達でお前を守らなくては成らない。それが古来、古からの伝えなんだよ…。』
祖父は真剣な顔で目で私に言った。
『百年に一度、正当な継承者がこの世に生まれ出た今。私達は奏お前が儀式を終わらせた後からは家族であって家族でない。そして祖父、祖母、父、母、兄、姉でもない。』
……………………。


