「そしてお母さんの上着は水色。これも四方を守る方位の色で四神の一。天上東方を守護する神。青龍なんだよ。」
そうなんですか…
「汀が着ている赤(朱)の上着はこれも四方を守る方位の色で四神の一。天上南方を守護する神。朱雀なんだよ。」
はぁ~
もう私の頭の中はチンプンカンプンなんですが…
「そして最後に克の上着は紺色。克の服の色は仏教や密教を意味し司る色なんだよ。本来、克も私達と異なる帽子を被るんだが…克はまだそこまで会得出来て無いのでまだ帽子が無いんだ…」
そう説明をした。
ようやく一通りの説明を終えたと思ってたのに…
「後でいいからみんなの背中を観てみろ母さんは青龍。私が白虎。汀が朱雀。お婆ちゃんは玄武。克が釈迦そして大日如来。お爺ちゃんが月と星。全て背中に刺繍され両胸にもそれに携わる刺繍が施されてるから…。」
父は言った。
確かにみんなの両胸には刺繍が施されてあった。
そして…
私の両胸にも…
私は自分の両胸に手を置き刺繍されてる部分を触ってると…
『奏や…。お前の上着の色が何故?藤色(紫)なのか?解るかな?』
祖父が話し出した。


