地神をこの世から抹消すると言った祖父の言葉を私は聞き間違い?
そう思った。


祖父が自然の神を相手にそんな事を言うなんて思わなかったしまして相手は神の領域の方。

自分の立場を解ってると思ってたから…


だから祖父から発せられた言葉に私は耳を疑った。

私の聞き間違いだと言う事で…



『奏。お前が地神を信用したい気持ちは解る。だがな…。一度、地に墜ちてしまったモノは元には戻らない事もあると言う事もあるんだよ…特に地神クラスに成ると尚更、無理に等しいんだよ…。お前は今回、神クラスのモノに出逢ったのは初めて事だが…私達は過去そう言うクラスのモノをもう数え切れない程、観て来てそしてダメだったからこの世から葬り去った経験を沢山して来てる。だから今回も同じパターンに成る可能性としてはある。今お前に話をしもしダメな時は葬り去ると言ってるんだ。』


祖父は私の顔を観そして目線を逸らさず力強い声で言葉を発した。


私は…

頷く事しか出来なかった。



祖父の圧倒的な威圧感に負けそして心底から言う言葉に私は負けてしまった。



『では奏。地神との約束を交わしそしてもし何か?異変があれば約束放棄と見做し葬り去ると話をしてくれ。』


祖父の言葉に私は頷き地神との交信を始めた。