一体あの人に何が?起きたんだろう…



私は首を傾げながら次の人に話を訊く為歩いた。



奥に行くに連れて手や足が重くなり息もしにくく成り私は印を結び歩く事にした。


私の身体を観ると…



無数の人達が私に乗り足を引っ張り奥へ行かせない様にしてた。


私は印を解く事なく足止めしてる人達に話し掛けた。



私はあなたたちの話を聞きにここへ来た事。
事実を知りたい事。
何故?こんなに彷徨ってる人が多いか?と言う事を訊いた。


返事はみんな同じ…



【生前、ここの女将と旦那さんに騙され怨みを持ってる】

と言う人もいれば…



【女将に殺された】

と言う人もいた…



一体、前の女将はこの人達に何をやったのか?


これだけのモノに怨みをかうのは相当なもんだ…



私はザッと10人は居てると思われるモノに一人ずつ訊く事にした。


普通の人から観ると私は独り言を言ってる様にしか見えないんだ…

見える人には見えるんだけど…

気配を感じる人も中にはいるけど…



私は根気よく訊くのが最善の策…



そう思ってたから話を聞いて行った。