父とは違う祖父…



お婆ちゃんは嫌じゃ無かったのか?


子供である父は嫌じゃ無かったのか?



そんな事まで考えてしまう…



大変な事は解ってる

憑いたらその結末も知ってる…

その人がどう成ってしまうのか?

解ってるからこそ…

知ってるからこそ…



気を紛らわす為に他の事を考えたりするのに…



祖父の頭の中みたいに年から年中その事ばかりを考えてなんからんない!!


私はまだ高校生に成ったばっかなのに…



そんな事を考えてると…



「奏?」

父の声がした。


私が返事をすると父はこちらの部屋にやって来た。



「起きたらいないから…ビックリしたじゃ無いか…布団、掛けてくれたんだね。有り難う。」


父は笑顔で私の頭を擦り言った。


父も祖父にお茶を入れて貰い飲んでた。




午前10時から始まる儀式…


8時に成り朝ご飯を食べに3人で部屋を出た。



相変わらず歩き回ってる人達…

何かを捜してる様な感じなんだけど…



私が父にあの人達は何か?を捜してる感じなんだけど…

と父に話すと父は何を捜してるのか?奏訊いてみてくれないか?