泣くのはこれが最後
最後にしょう…
私は机に置いた手紙を眺め泣いた。
有り難うの気持ちと
そして…
さよなら…
二度と逢う事は無いみんなに…
そして親不孝な馬鹿な娘を許して…
流れ出る涙を拭き私は部屋を出て廟へ向かった。
廟の扉の前で深呼吸をして中に入り内から鍵をかけた。
廟の奥にある部屋へ行き九条家の家宝を手に陣の中に入り四神を召喚し降臨させた。
そして四神の持ち物である剣、勾玉、鏡玉を四神に返した。
白虎の鎧は剣。
朱雀の鷯は玉。
青龍の鰓は勾玉。
玄武の慂は鏡。
不可能な物でも切り裂く剣。
想いを届ける為に必要な玉。
不可能な場所に移動出来る勾玉。
寿命や魂の行き来を覗ける鏡。
持ち主の手に渡った九条家の家宝。
四神が手に取ると輝きを放った。
剣は黄色く…
玉は朱く…
勾玉は碧く…
鏡は白く…
持ち主の手に返りまるで嬉しいと言ってる様な感じだった。
私の持ち物は…
水晶玉…
藤色に輝き始めた。
まるで四神達と共鳴してる感じで…
【奏?心の準備は出来てるな?】
鎧に訊かれた。


