【解った…。
もう言うな…。
奏は何も考え無くてもよい…】
鎧がそう言った。
私の気持ちを解ってくれたの?
私がそう思うと…
【儀式は明日、予定通りに執り行う。だが…途中でダメだと思ったら直ぐに止める。私はやはりお前とは離れたくない…世界がどう成ろうともういい…】
鎧はとんでも無い事を口にした。
もういいじゃない!この世界に生きてる人達がどう成ってもいいと言うの?
勢い良く言う私に…
【もう…疲れた…神である事に…私が創造主である事に…
人は争いを繰り返すその度に我等が手を貸し直した。
直して新たな道を示してもまた同じ過ちを繰り返し進歩を遂げようとしない…
欲の為に環境を破壊し…
有り難みや感謝の気持ちを忘れる…
愚かなる人間達…
奏がこの世に誕生したのは環境破壊や人の有り難みを忘れさせない為にお前は生まれる。
お前が生まれて来たと言う事はこの世界が欲の塊と化した時にお前が生まれる。そしてお前が全てを破壊し人の醜い魂を浄化し再生させる。それがお前の本来の役目であり勤めなのだ…
我は神であり…
この世に関与は出来ぬ立場…】
鎧の口から初めて私の役割を聞かされ鎧は続けた。


