全てを書き終わるまでに4日かかった。
家族みんなに一通ずつ…
いわゆる遺書…
兄や姉には迷惑をかけた事を詫びそして私の分まで幸せに成って欲しいと書きお願いした。
祖父と祖母には長生きしてくれと…
18年間ありがとうと幸せだったと…
母に手紙を書いた時父と同じ様に涙が出て書くのに時間がかかった。
お母さんへ
お母さん。
私を産んでくれてありがとう。
18年間お母さんの娘で居れた事、本当に幸せだった。
親不孝者の私ですが好きな人の元へ旅立ちたいと想います。
四神の鎧を愛し鎧の居る場所へ私は旅立ちます。
お母さん…
先に逝く事を許して下さい。
私は愛しい人の元へどうしても行きたいのです。
無理を承知で私は鎧の住む場所へ本気で行きたいのです。
愛しい人の為に時空を超えます。
我儘で身勝手で馬鹿な娘の奏をどうか許して下さい。
奏。
これが私の精一杯の言葉だった…
母への最初で最後の手紙…
母は私を許してくれるだろうか?
そんな事は解らなかった。
でも私の精一杯の気持ちを母に伝えた。


