異空間儀式の話を鎧から言われ私は驚いた。


【奏…来週の土曜日に異空間移動の儀式を朝からする。儀式はこちらの暦で丸三日かかる。その間お前は陣の中から出る事は出来ぬ。そして精神を統一させ我ら四神と精神を合わせ波長を合わせる。少しでも余計な事を考えるとお前の精神は砕け無くなる。何も考えず無の状態を保ちただ異空間に移動する事だけを考えるのだ。】


鎧から言われ私は頷いた。



来週の土曜日…



私は儀式を行う前に四神に話がある事を鎧に伝えた。


そしてその答えをその時に教えて欲しいと言う話をした。



鎧は考えそして返事をくれた。



【我等が奏の話に賛同できる話であれば我等はお前の話を聞く。だが…賛同できない時は我の話を聞き入れて欲しい…】


鎧は私が何を話すのか?
解ってるのか?

変な返事を私に返して来た。



私は鎧の話を聞き入れこちらも返事を返した。




鎧はそれ以上なにも言わなかった。



ただ…


私を哀しい目で見詰めていた。



私は何故?

鎧がそんな哀しい目をして私を観るのかが解らなかった。