人間で言う産み月に入ると鎧の労りはエスカレートしもうほんとにまんま父親に成ってた。


嬉しい限りなんだけど…





そして出産を迎える事に成り…


私は苦しんだ…


初めて鎧に抱かれ操を失った時と同じ…


それ以上かも?
知れないけど私は苦しかった。


こんな経験は初めてだし…



鎧は私のお腹を擦りそして私を励ましてくれた。



そして…


子供が産まれた…



鎧は生み落とされた我が子を抱き…



【奏…有り難う…】


そういい鎧は産まれた子を陣の真ん中に起き梵語を唱え始めた。


私は子供を生み落とすと出血も何もしてない身体に戻りそして術を解かれた時の状態に戻ってた。


凄く不思議だった…


梵語を唱える鎧を観てると茶色い光が子供の廻りから輝き始め小さかった身体が段々、大きく膨らみ始めた。


そして…



【母じゃ…私を産んでくれて有り難う…とても嬉しいよ!】



鎧より少し若い男の人が私にお礼を言った。


そう…


この私の目の前に居る人が【地神】なのだ…


【父じゃ…本当に有り難う。】


鎧にもお礼を言ってる地神…