月日は流れ私は18歳の誕生日を迎えた。



鎧によって子供が出来ない身体だった私は元に戻った。



【奏…。地神をこの世に戻す。心の準備は出来てるな?】


鎧に聞かれ頷く私を鎧は抱き締めそして私達は一つに成り私は鎧の子を身籠もる事に成った。


身体は父…

でも…

心は鎧…



廟の陣の中で時間を忘れ抱き合った。



そして…


2ヶ月後…

私のお腹に子供が居る事を鎧から聞かされた…


人間の子じゃ無いのでお腹は余り目立たないと言った鎧…


人間の子供みたいに十月十日、赤ちゃんがお腹に居る訳では無いと言った鎧…


半年後には生まれるので後4ヶ月しか私のお腹に居ないと言った…



鎧は毎日、私のお腹を擦り話し掛け…

本当に父親だった…




4ヶ月に成った頃あたりからお腹が大きく成って来たけど服で隠せる程度の膨らみしか無く…

でもお腹を蹴ったりするのは人間の赤ちゃんと同じだった。



最近の鎧は私を抱く時、お腹に気遣いそして優しい…

私を観る目も…

私やお腹の子供に掛ける声も…



全てが愛おしむかの様に鎧は優しかった